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【実施報告】2年生セミナー:DESIGN THE FUTURE. II 〜未来を描く〜

筑波大学体育スポーツ局は、活動を支援するカテゴリーⅠ,Ⅱに所属するチームの2年生を対象にしたキャリアセミナーを2025年4月11日(金)に開催し、約270名の学生アスリートが参加しました。 

 

セミナーの目的 

  • 自分の「時間とお金」の使い方を見直し、望むキャリア展望に近づくため、今後の大学生活 において何に「時間とお金」を投資すべきかを考え、アクションプランを設計 

  • 部活の『垣根を超えた』情報共有の場の創出 

上記を目的とし、 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社および三井住友銀行と共同でプログラム開発を行いました。 



スポーツエデュケーションプログラムを通した人材育成 

最初に、体育スポーツ局 藤本元スポーツ部会統括長より、『スポーツエデュケーションプログラムを通し主体性・社会性を基盤として未来を作り出す力を養って欲しい』と本セミナーの目的をお伝えいただきました。 


自身のキャリアを切り拓いていくために 

続いて、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社執行役員の加藤 博史氏からは『筑波大学の学生アスリートであるみなさんにとって、実践的な金融リテラシーを学ぶことは社会で生きていくための知識となります。そのため我々は、お金の切り口から学ぶ場を提供することで、みなさんの成功を応援するために一緒にプログラムを開発させていただきました』と本セミナーの実施に至る思いをお伝えいただきました。 


今、何に「時間とお金」を使っているか? 

まずは1年間の学生生活を振り返り、各々が何に「時間とお金」を使っているかを振り返りました。 

自分自身の「時間」の使い方を、部活動や授業を含む平均的なスケジュールにまとめ、「お金」の使い方として、1ヶ月の収入と支出の計算を行いました。 

その後、部活動の垣根を超えコミュニケーションを取ることを目的に、さまざまな部活が混ざり合ったクループに分かれ、優先度の高いものや、よりお金をかけたいものを発表し、お金の使い方への価値観を共有しました。 

 

将来のキャリア展望 

次にそれぞれの学生が2年後、5年後、10年後に「キャリア」「学業や私生活」においてどのような状態が理想なのかを考え、グループワークにて「なぜそのような未来を歩みたいか」について、活発なディスカッションが行われました。 


キャリア発展における「複利」の考え方 

また、金融のプロであるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社前田様による「複利」を軸とした講義を行いました。金融投資における「複利」の側面だけではなく、キャリアにおける「複利」の側面として「知識・スキル・信頼・習慣」は自己資産の元本であり、今の大学生活ですでに複利をかけられることは何なのか自身で考えるきっかけとなりました。 


先輩に聞く 大学時代にやって良かったこと・やらなくて後悔していること 

現在、社会で活躍している学生アスリートの先輩として、SMBCコンシューマーファイナンス大貝さん(体育専門学群卒業・元硬式野球部所属)、体育スポーツ局スポーツアドミニストレーター髙木さん(体育専門学群卒業・元女子ハンドボール部所属)の2名が登壇し、対談を実施しました。 

大貝さんからは「自分は、大学時代バイトに明け暮れていた時期もあったが今になり後悔している。勉強だけでなく、部活に関しても何を目的にして大学に来ているのかを改めて自分を見つめ直し、大事なことに時間とお金を投資していってほしい。」と過去の経験をもとにお話いただきました。 


望むキャリアの発展のため、これから何に時間とお金を使っていくか? 

講義で学んだことをもとに、それぞれが望むキャリアの発展のために「時間とお金」の理想的な使い方についてプランを作成しました。 特にお金の使い方として、日頃の家計管理に注目しSMBCコンシューマーファイナンス株式会社中村様からは、使っているクレジットカードや銀行口座を一括して管理できるツールの紹介など具体的な事例を用いて講義していただきました。 


キャリアプラン・ライフプランプレゼンテーション 

セミナー最後には、改めて自分自身の時間・お金の使い方に着目し「キャリアプラン・ライフプラン」を作成し、グループごとに共有しました。また、最終発表として代表学生4名が全体に向け考案したプランと意気込みを発表しました。 

参加した学生アスリートの声 

『複利の考え方はお金に関することだけでなく、チャンスと成果の循環と似ていて実践的な考え方だと分かった。複利の力は最初は小さなものだが、後々大きなものとなって自分に返ってくるため、早いうちからいろんなことに挑戦して、継続、改善しながらスキルを高めていくことが大事だと気づいた。』 

『部活の垣根を超えたつながりとして、普段関わることのない人たちとグループワークをすることで個人種目の人、チーム競技の人など環境が違う人の考え方を知ることができた。』 


 

「スポーツ基金」より、筑波大学における大学スポーツ関連事業、ならびに運動部等の活動への、ご支援・応援をお受けしております。

詳細は、以下リンクよりご確認ください。


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