筑波大学体育スポーツ局(以下、「体育スポーツ局」)は、2024年11月26日(火)に、新たに建設されたクレーテニスコート、TOA桐の葉テニスの杜の除幕式を行いました。
TOA桐の葉テニスの杜とは?
TOA桐の葉テニスの杜は、筑波大学体育芸術エリア内にあり、3面を有するテニスコートです。経年劣化により傷んでいた軟式テニスコートを、東亜道路工業株式会社様のご寄付により改修を行い、TOA桐の葉テニスの杜として建設されました。
TOA桐の葉テニスの杜では、3種類の異なるサーフェス(人工芝、オイルサンド、真砂土)を採用しており、東亜道路工業株式会社と筑波大学の共同研究の拠点として利用されます。
オイルサンドコートは、人工的に製造した疎水性のオイルサンドと現地良質土等を混合し建設しており、降雨後の乾燥回復が早いことが特徴です。土系コートの短所を改良し、肉眼ではクレイコートと見分けがつかないコート・グラウンドとなっています。
オイルサンドコートの詳細はこちら(東亜道路工業株式会社ホームページ_オイルサンド)
除幕式
11月26日(火)に実施された除幕式には、森下 協一 東亜道路工業株式会社社長、永田 恭介 筑波大学長をはじめ、東亜道路工業株式会社の皆様、筑波大学軟式庭球部の部員など約50名の方々にご参列いただき、爽やかな秋晴れの下盛大に執り行われました。
はじめに、永田 恭介 学長から「40年以上整備されていなかったテニスコートを改修していただいたこと感謝申し上げます。今後、東亜道路工業株式会社様と一緒にこのテニスコートを活用して共同研究を進めていきたい。」との挨拶がありました。
続いて、森下 協一 社長から「名称には東亜道路工業株式会社と筑波大学の絆の象徴として"桐の葉"を入れた。より快適かつより安全なプレー環境を目指し、筑波大学と共同研究を行っていく。このコートがスポーツと研究の両面で実りのあるものとなればよい。」と述べられました。
式典の途中では、永田学長から森下社長への感謝状が贈呈され、TOA桐の葉テニスの杜の前に設立されたネーミング看板の除幕を行いました。
最後に、筑波大学軟式庭球部 永井 宝 主務(物理2年)から「今までは学外のコートを借りるなど練習環境が整っていなかったが、東亜道路工業株式会社様に最新のコートを建設していただき環境がとても良くなった。リーグ昇格を果たし、このコートをもっと有名にしていきたい。」と意気込みを語りました。
今後、東亜道路工業株式会社と筑波大学では、TOA桐の葉テニスの杜の3種類の異なるサーフェスにおいて、すべりや球足・使用感などを測定しテニスコートに求められる最適な性能を研究していく予定です。
また、筑波軟式庭球部の練習拠点や授業などで利用され、教育・研究・スポーツの拠点として活用されます。
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