4大学が連携を取って大学スポーツ改革を発信
2019年7月5日、筑波大学アスレチックデパートメントは中京大学名古屋キャンパスで 「大学スポーツ改革シンポジウム」を共催。
東海地区で行われるシンポジウムにも関わらず、関東、関西、九州から大学関係者が集まり、 実に「23大学」の関係者が参集されました。
登壇は中京大学学長、副学長、立命館大学副総長等、経営層のメンバーに加え、 スポーツアドミニストレーター等現場で改革を進める関係者も次々に登壇しました。
4大学が議論して、見えてきたのは
◆大学の目的は「教育」「研究」「社会貢献」であり、その目的と大学スポーツとを結び付ける役割を「大学スポーツ局」が担うこと
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◆そこから大学スポーツを「全学」の教育活動に広げるべきであること
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◆その為に「ホームゲーム」等の新たな構造づくりも大学の意志で開始していくべきであること
でした。
既に立命館大学ではホームゲームのモデルづくりやKCAA等のコンソーシアムが進められており、 日本福祉大学も障がい者スポーツも含めたスポーツ局の立ち上げの構想に着手、 中京大学と筑波大学はバレーボールで第一弾のホームゲームのモデル作りを開始と、 既に準備が動き出していることが発表されました。
さらにパネルディスカッションでは筑波大学ADでスポーツアドミニストレーターを務める佐藤壮二郎氏から 「部活動の指導者の人事権を大学に移管することの重要性や、そこから大学と部が一体となり ハンドボール部を実例とした練習時間の削減の取り組み」等も説明され、会場から極めて多くの関心を集めました。
筑波大学ADで副アスレチックディレクターを務める山田晋三氏は 「今回の東海エリアでの成功は非常に大きい。次回はKCAAと連携して関西の大学での開催にも協力していきたい」 と話し、今後筑波大学が共催するシンポジウムの形が全国各地の大学に広がっていくことが示唆されました。
是非、今後の各大学の連携についてもご期待ください!
(この場を借りて、主催されました中京大学の皆様、およびご参加頂きました各大学のご関係者の皆様に重ねて厚く御礼を申し上げます。)